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2013 NORTHERN SPAIN Archive

北スペイン 1-1



しばらくご無沙汰してました。

昨日、約10日間の北スペインのツアーから戻ってきました。


まあ、今回も、いつも通り、愚痴ばかりが先行しますが、、 そこら編は、(これもいつも通り)ご容赦ください。


今回の旅行は、、、

北スペインのビルバオを起点に、パンプローナって街から、サンチャゴ・デ・コンポステーラって街まで、
「巡礼の道」をたどるのが趣旨だったわけです。

中世から今に至るまで、欧州の各地から、このサンチャゴの教会(写真)を目指して、
何千キロって道を、何ヶ月もかけて歩いてきた(近年は自転車が多い)、、この道をたどる、、

なぁ〜んか、これだけでもロマンを感じちゃいまして、とっても楽しみにしていたんですが、、

やはり、厳格なキリスト教信者でもない私にとっては、、 
途中で飽きちゃった、、、 というのも、

今までのツアーですと、途中で美術館に行ったり、川下りがあったり、地元の舞踊をみせてもらったり、
また、いく街々がかなり個性的で、どの街も違う印象があったり、、するのですが、
(いつも、それでもグチってるんですがね。。)

今回のツアーは、
美術館なし、舞踊なし、
どこに行っても、行くところは教会のみ。
それも、最後の教会(今日の写真:今回のは写真(XZ-2のアートフィルター使用)をクリックすると大きくなります)は別格としても、
他の教会はどこもさほど変わらず、、
町並みも、どの街もそれほど個性的な違いはないとなると、、

途中から、、観光のための見学じゃなくて、時間つぶしのための見学みたいな感じがしてきましてですね。。

肝心の「巡礼の道」、、も、
たとえば、自分で何日か歩けば、、とか、実際歩いている人とお話ができる、、とかであれば、
だいぶと感じが違ったのかもしれませんが、
大きな観光バスで移動しているだけですからね、、何の風情も感じるわけないですよね。


楽しみしていた写真も、同じような写真ばかり。
同じような教会、同じような町並み、同じような風景、、 
そのうえ、毎日、快晴で夜は10時過ぎまで暗くならない、となると、
ほんと変化に乏しい写真ばかり、、です。
(なので、今回ばかりは、写真集を作ろう、という気も(今のところ)思いません。)

そんな中、楽しみにしていた食事も、、
自由行動が多かった割には、、その度に家内の調子が悪かったりで、何回はホテルで過ごさざるを得なかったり。


後半にかけては、
こんなお休みのために、一年間休まずに一生懸命働いていたのか、、なんて思うと、悲しくて、悲しくて(アホ)。

というより、こんな旅行するのが目的の仕事だったら、
もう旅行もいいや、、
すなわち、、仕事も、もういいや、、 (って、結局、ここにつなげたいわけですが。)


そんなこんなも、、 今回のツアーを選んだのは、この「私」なので、、
別に旅行会社に非はありません。。


まあ、しばらくたてば、いままでの旅行と同じく、
やっぱり、あのときの旅行も面白かったかも、、と思い直すのかもしれませんが、、
とにかく、今は、、 なんでわざわざ、こんなツアーを選んだのだろうか、、と
そんな思いばかりがぐるぐる頭の中を回っています。








北スペイン 2-1 ビルバオ



今回の旅行、最初の訪問地、ビルバオの写真です。
ここは、上写真、銀色の建物、グッゲンハイム美術館観光のためにやってきました。 

DSC_0167.jpg

このビルバオ市、市長さんが世界最優秀市場に選ばれるなど、
スペインの中では一番財政的に成功している街だそうです。
というのも、こんな小さな街に、スペインの電力会社最大手、イベルデローラの本社があったりします。
きっと、銀行最大手のビルバオ・ビスカヤの本社もここじゃないかな。

P6260051.jpg

そして、こういったところからの税収が、街の再開発に利用されているそうです。

DSC_0146.jpg

この川沿いからは、遊歩道、ジョギング道、そして市電、バイク道が整備されています。
この写真、よーく見てください。 柵もなければ、踏切もありません。
日本じゃ考えられませんよね。

DSC_0176.jpg

古い城壁もこんな感じで保存されてたり、街のいたるところで、
古いものと新しいものの「共存」の取り組みに努力されているところて垣間みることができます。

DSC_0183.jpg

わざわざ遠方から観光しにくるところではないかもしれませんが、
住み心地は抜群にいい街なんだろうな、、が率直な感想でした。

DSC_0187.jpg

北スペイン 2-2 ビルバオ グッゲンハイム美術館



では、美術館、外観であります。
このグッゲンハイム財団による美術館、ニューヨークやドバイにもあるそうで、
一時は日本にも建設が予定されていたそうです。
(緑のパッチの所は、市電が走っているところです。)

DSC_0218.jpg

その中でも一番有名なのが、本場ニューヨークと、ここビルバオだそうです。
展示物は、近代美術、前衛美術中心ということですが、
そもそも、展示物より、この建物の方が有名?、、、と思うのは僕だけじゃないと思います。

DSC_0226.jpg

この、蜘蛛のオブジェ、六本木ヒルズにもありますよね。
もち、同じ人の作品です。

DSC_0290.jpg

美術館の後ろ半分は、水の入ったお堀に囲まれているのですが、
一時間おきにここから霧がでてきて、美術館が雲の中に埋もれているような光景をみることができるそうです。
たまたま、その時間に当ったので、その光景が見れるかと期待したのですが、
霧の噴出量があまり多くなく、、埋もれているようには見えませんでした。。

P6260073.jpg

はい、そして、こちらが目玉の展示物の一つ。(後ろの方にある色のついた物体です)

DSC_0323.jpg

こちらであります。
花で覆われた「犬」のオブジェです。
作品名はパピー(Puppy)、、ですが、こちらの人はそのままスペイン語の読みで、
プピーと呼ばれているそうです。
ちなみに、英語でこの発音だと、、、 意味することになります。

DSC_0264.jpg

余談ですが、水はオブジェの中から染み出る仕組みになっているそうですが、
この給水時に来ると、溢れ出た水が、口の所から「よだれ」のように垂れるそうです。
それは、それで、一見の価値あり、、とのことでした。

後ろの高層ビルが、イベルデローラの本社ビル。
かなりアグリーだと思います。



北スペイン 2-3 ビルバオ グッゲンハイム美術館 (館内)



では、今日は館内の写真。
これが、まあ、その場所にいると、なんとも複雑な構造、、、ってことがわかるのですが、
写真に落としてしまうと、どうしても一部分しか切り出す事しかできないので、
まったくわけのわからん写真ばかりになってしまいました。
一枚目は3階くらいから階下を見た写真、これが一番なんとなく、感じがつかめる写真かな。

P6260105.jpg

同じ階(だと思う)、角度を変えて天井方向をみると、こんな感じ。

DSC_0282.jpg

一階におりて、同じ支柱を包むガラスのオブジェを下から眺めてみる。

DSC_0279.jpg

真上をみると、こんな感じ。 わけわからん。

DSC_0289.jpg

外から、内側をのぞいてみると、こんな感じ。

DSC_0298.jpg

外壁のパネルを近くで見るとこんな感じになっています。

DSC_0312.jpg

鉄のオブジェ。 作品そのものより、
どうやって、こんなものを作ったんだろう、、って方が不思議に思ってしまう。。


作品(常設物)は、ほとんど撮影禁止なので、気になる人は下をクリック!
http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/museums/6

僕らが説明を受けて見学したのは、
http://www.guggenheim.org/bilbao/exhibitions/art-en-guerre

戦前、戦中に、反戦をテーマにした前衛美術家による作品群。。
かなりヘビーな内容です。。
旅行初日、一番目の訪問地として、これ以上ふさわしい展示会はないでしょう。。


北スペイン 2-4 ビルバオ ビスカヤ橋



はい、次の訪問地、ビスカヤ橋であります。
世界最古の運搬橋(1893年)だそうで、いまでも全然現役。
次の橋は、ここから5kmくらい先にまでありません。

P6260117.jpg

そして、なんと、この橋が、世界遺産!なんですよ。
この「橋」が最古である、、などの意味合いは理解できますが、、
一方の我が国は、「富士山」を登録してもらうのに、国中がてんやわんや状態。。
スペイン人も、この橋の登録のためにキャンペーン、、、  するわけないだろうな。。

DSC_0369.jpg

橋の上まではエレベーターで上ってこれます。
50メートルの高さだとか。

DSC_0362.jpg

運搬船が通ると、橋が揺れます。 

DSC_0383.jpg

そして対岸より。
海岸沿いは、奇麗な散歩コースが整備されています。

DSC_0387.jpg

対岸からは、運搬船に乗って帰ってきました。
普通の交通手段なので、運賃もたしか、50セントとかだったと思います。

DSC_0379.jpg

今回の旅行、巡礼の道を辿ってサンチャゴなんちゃらにまで行く以外、、な〜んの勉強もしてこなかったので、
朝一の美術館といい、この橋といい、、 
ツアー初日から、、、こんな物を見せられるなんて、想像すらしていませんでした。。

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