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2006年10月01日 Archive

The Scene Changes - The Amazing Bud Powell


つい先日。 ある友達ん家でのパーティでの出来事である。

そこで、紹介された、在日10年超のハンガリー人のおやじ(といっても、僕よりきっと、5、6歳しか変わらないんだろうけれど、、、)との会話だ。

彼は、ジャズが大好きということで、(僕はまだまだ入門者だけれど)、初対面にも関わらず話が弾んだ。


お互い探り合いみたいなところで、

一楽器について、お互いが一番好きなMusicanを名乗りあい、それぞれのベストソロはなーに? みたいな話から始まった。



しかし、定番楽器である、ピアノ、サックス、トランペット くらいまでは話が弾んでいたのだけれど、

バス、ドラム、とかになってくると、入門者である僕は、なかなか会話についていけなくなってきた。

それでも、一番、勘弁してくれって思ったのは、その彼が、

「お前の一番好きな、トロンボーン奏者はだれだ?」って聞かれたときかな。



おいおい。


トローンボーン奏者?  

そもそも、トローンボーンでJAZZなんかやってる奴いるのかい? (ま、ここらへんが僕のジャズ知識の限度です)

お互い酔っ払って、話がそもそも弾んでいたせいで、ハンガリー人の彼は、(こちらがちんぷんかんぷんな事など全く気にせずに)同じ調子で話しを続けていたが、、、、その話の内容も今となれば、ぼくの頭から消し去られてしまったのだが。



ちなみに、この話が弾むきっかけとなったのは、だれがピアノ奏者で一番好きですか?って話から始まったことだった。


僕は迷わず、Bud Powell って言った。 (といっても、そんなに詳しくないんだけれどね)


これが彼に受けた。

「ピアノって言えば、オスカー・ピーターソンあたりを言うと思ってたら、バッドかよ? それは、気に入った! お前はJAZZをわかっている!」 (注:酔っ払い通しの会話なんで、余り深く考えないでください)


それをきっかけに、どんどん違う楽器に話は広がっていったのである。


そんでもって、今日はBud Powell の アルバムの話にしてみた。

僕が彼の一番好きなアルバムは The Scene Changesだ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GKAB/sr=1-7/qid=1159598681/ref=sr_1_7/250-4465872-7065824?ie=UTF8&s=music

1曲目のクレオパトラの夢は、キャッチーなメロディで、色々なテレビやコマーシャルなどで使われているので、だれでも一度は聞いたことがあると思う。

ちなみに、JAZZを愛聴する諸先輩の多くは、Budといえば、もっとBudが若いころが本物であり、ドラッグにおぼれていた頃に作成されたこのアルバムは、半分魂がこもっていたり、していないとか云々で、初期の頃の作品に比べると評価は芳しくないようである。

ただ、ぼくから言わせてもらえれば、全くそんな風には感じることなく、JAZZの大先輩評論家の多くは、キャッチーなメロディーで一般受けしやすいことが、一番このアルバムの気に入らないところなんじゃないかなって、ひねくれ者の僕は考えたりしている。

ぼくは、JAZZの歴史家ではないし、正当にこのアルバムを評価できるほど、バッドのほかの作品はおろか、彼をとりまくほかのピアノ奏者の演奏も全覇したわけでもないけれどね。


とにかく、機会があれば、このアルバムを聴いてほしい。 

一番初めにJazzを聞くなら、Bill Evans の Waltz For Debbie を指す人が多く、実は僕もご他聞にもれず、そのアルバムが第一号だった。 (オヤジにまで勧めてしまった記憶がある。) だけど、今同じ質問を聞かれれば、僕は、きっとこのアルバムをあげると思う。


何故か。

僕がJAZZを好きとする、全てが詰まっているアルバムだと思うからだ。

メロディー、スピード、ライブ、ソロ

まず、メロディーがいい。 どの曲も口ずさめるような、キャッチーな曲ばかり。

残りの三つは、アルバム聞いてもらって体現してもらうしかない。


まず、スピード感が凄い。 一部では、ピアノが他のメンバーを引っ張っているって指摘する人もいるが、僕は逆に、ベースとドラムが引っ張っているように感じてならない。

その中で、バッドは、あまりリズムセクション等気にせずに、呑気にソロに勤しんでいるんだけれど、これが何故か、全体として聴いてると、とてもまとまって聴けるのである。  不思議だ。。  また、以前弾けていたフレーズが、指が動かなくなって弾けなくなってしまっているのか、色んなところで、音が詰まってるんじゃないかなって感じるところも、妙に気に入ったりしている。

バッドは完全に自己陶酔の世界。 あまりにも気分がよくて、アルバムを通して、鼻歌を歌いながらピアノをぶった叩いている。

バッドのソロって、速いだけじゃなくて、一音、一音がはっきり聴こえて、Bill Evansのような情緒豊かな演奏とかとは全く逆。 あれだけ一音一音を際出すことができるのだから、凄い指の力なんだと思う。 まさに、弾くというより、叩いているのである。 それもコードを叩くのではなく、一音一音を叩くのである。  あとは、彼の爆竹的なソロ。 ソロの中のパート、パートがなんか呼吸の長さに基づいているって感じがする。 すぅーって流れるようなソロじゃなくて、区切り、がある。なんか彼の浮き沈みの激しい人生、性格そのものって感じなんじゃないかな。

とにかく、ピアノだけに集中して聞いてみたり、リズムだけに耳を集中させて、そこからピアノのソロにも耳を向けたりするような聴き方をしたりすることなどによって、いろいろ楽しめるんじゃないかな。

1:Cleopatra`s Dream 文句なしだね。
3:Down with it. 特にべースソロが終わって、二度目のピアノソロが入るところの、ジャーンってコードを叩くところはしびれたりしている
5:Borderikではメロディーがいいせいもあり、カラオケ気分で笑いながらピアノ弾いてるバッドの顔が想像できる。
6:Crossin` The Channel の ソロもいいなあ。。



ちなみにYouTubeにBudPowellのビデオがUPされてるので、リンクはっておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=9P-kpOiT6Eo&eurl=

ね? タノシソーでしょ?! 


また、BudPowelをモデルにした映画があります。
Round Midnight って映画なんだけれど、
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24516

たしかに色々考えされられる映画でもあるのではるが、正直言うと、こんな映画なしにでも、今日紹介したアルバムは素直に楽しめる音楽だと思う。

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