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2006年12月29日 Archive

ホワイトカラー・エグゼンプション







◇ことば…日本版ホワイトカラー・エグゼンプション 労働基準法に基づく労働の時間規制(1日8時間など)を除外し、成果などを基に賃金を支払う制度。米国の制度をモデルにしており、年収など一定の要件を満たす管理職一歩手前の企画、研究職などホワイトカラー労働者を対象に導入を検討。本人の裁量で、例えば繁忙期には連続24時間働き、そうでない時は1時間勤務も可能になる。一方、時間規制がないため、どれだけ働いても残業代は一切支払われない。米国では当初、高所得者のステータスシンボルのように扱われたが、現在はファストフード店の副店長レベルまで適用範囲が拡大されている。


こんな法案が来年の通常国会で可決される見通しだという。



ぼくはそもそも、年間契約社員で、残業代なんて関係ない。  平均して、会社でるのは8時くらいだろうか。

かといって、今の給料が、8時まで働くことを前提にした、給料ということではないし、5、6時の定時退社でも、周りから白い目で見られるかもしれないけれど、別に減ることもないだろう。 (契約が更新されない可能性は高まるけれど。。)

では、仕事が終わらないから、平均して8時まで残っているかというと、そうでもない。

日々の仕事以外に、何か今の仕事は楽になることはないだろうか等などに(無い)頭をひねっているときが多々ある。


かといって、自分の裁量で、たとえば出社時間を遅らせることができるかというと、うちの会社にそういう制度がないこともあるけれど、×である。

僕は激込み通勤が嫌で、個人的にも(謙虚ですみません)会社にもらってる給料くらいは貢献してるだろうという、「個人的な判断」で、今年の半ば、一時、出社時間を意図的に少しずらしていたことがあった。

結果は、上司から呼び出されて、同部の人間からの苦情が人事部に出ているとか詰られ、怒られてしまった。

一応外資なんで、うちは完全なる成果主義とかカッコつけてるけれど、一部営業など、明確な数値が残るような業種でもない限り、何が成果だったのかとか、違う仕事などを横並びにして、正確に評価することなんて、とてもじゃないけれどできない。

よって、行き着くところというと、僕は事務職だけれど、なにをどれだけやったかじゃなくて、今年、何回ヘマを起こしたのかという、減点評価が中心。 



別にこんな法案がなくても、既に、ほとんどの日本の会社もこんな感じなんだろうけれど、これが合法化されるだけである。

僕の会社でいうと、唯一時間によって給料が増減するのは、派遣社員だけである。

日本の会社でいうと、今だったら、課長の一歩手前くらいまでが残業代がでるのだろうか。。。

経団連は年収400万以上を残業代を出さない対象っていってるので、まあ、極論から言うと、残業代がほしいのであれば派遣社員になってくださいということだろう。  経団連に名を連ねてる会社の社員で年収400万ってところはほとんどないと思われるので、今後は一般社員には、残業代はださないし、また、残業は自分の裁量でやってくださいってことだろう。 もし、残業増で過労死なんかしても、それは社員自らが選択したことです、になるのが目に見えてる。 

そして、、肝心の評価はというと、ほとんどの人が達成できないレベルにノルマや目標は設定され、達成したことからの評価でようやく100点、それ以下は、残業いくらしようが、減点評価のみ。   社員の90%は、残業の有無にかかわらず、100点満点になることはまずない。 まあ、こんな制度なんだろう。


確かに、一部日本のホワイトカラーの生産性は低いと思う。

残業代狙いであろうが、なかろうが、仕事もだらだらやってる人は結構いると思う。



だからと言って、これが解決策?

これじゃあ、全ての責務を社員に押し付けてるだけなんっじゃないかな。


たとえば、逆の発想として、

法的に、絶対に残業はさせない。その変わり、社員の入れ替えをもっと自由にし、目標に対しての評価制度を厳罰にするってのはどうだろう。(あくまでも極論ね)

そうなると、経営側としても、いかに社員の生産性を上げることに努力するだろうし、社員も血眼になって、決められた時間での目標達成に力を入れるかもしれない。


いずれにせよ、既に競争力の強い大手企業が率先して導入することにより、その力に及ばない中小・零細企業は、もっと労働時間を増やざるを得なくなる。

その一方で、そもそも民間より、もっと生産性が低いといわれる、日本の公務員、なんやかやと理由をつけて保護されている日本の農業等との生産性の差は、一段と広がっていくだろう。

また、少子化にも(それに付随する問題もね)、一段の拍車がかかるだろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/bonzofire/25652261.html



世間から比べると遅すぎるけれど、年末にでも、安部大先生が唱える「醜い国」、、、じゃなかった「美しい国」でも読んでみれば、もうちょっと彼の意図してるこの制度についても理解が出来るかもしれない。

あ、そうだ。 印税がやつの懐に入るのも気に入らんので、中古本を購入することにしよう。


それに、もう二時か。

よし、年内最後の出社日となる明日は、「自分の裁量」で、だらだら過ごして、だらだら残業することとしよう。。。


写真は11月18日に訪れた東京湯島の旧古河庭園です。 

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