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建築設計家になりたかった その二

では、建築設計家になるのをやめた経緯。

前ネタでは二週間でやめた、、と書きましたが、実際は一週間ちょいでやめちゃったはずで、
まあ、それはそれは衝撃的な一週間だったと思います。

話は長くなりますが、、今の一週間、、なんて、(朝起きて、会社行って、帰ってきて、風呂はいって)*5
ですが、、あの時の一週間の濃さ、、今で言うと、ゆうに二年間くらいの内容があったんじゃないかな、、と思いますね。



というのも、まず、はじめての大学生活でしょ。
そして寮に入って、ルームメイトと初対面。 また、隣の人たちとも顔合わせ。
寮のルールを教わって、たとえば、食事カードとかの使い方なんてのも教わって。。
そして、自分の時間割づくり、、といっても、建築設計部で取得しなければいけないクラスが決まっているので、
これに関しては、大学に来た直後はそれほどたいしたことはなかったんですけれどね。

P1180284.jpg

と、前話が長くなったのですが、
大学に到着した翌日なのか翌々日なのかは忘れましたが、初めての僕の学部に行ったわけです。

ここで、第一のびっくり。 学部の部屋がぼろぼろ。

そして教授が、
「ここがあなた達のスタジオです。  
この部屋で、キミタチは5年間(建築設計は5年のプログラム)のほとんどを過ごすことになります。
ほとんど、、というのは、寝泊まりも含めて、、ということ(になると思う)ので、
キミタチが快適に過ごせるよう、自分たちに都合のいいよう模様替えしてもいいよ」

P1180283.jpg

まあ、今となっては、なにがそんなにボロだったのか、、ってのも覚えていないんですが、
とにかく、なんで、わざわざ大学にまではいって、こんな廃墟のような薄汚い部屋で5年も過ごさなければ
いけないんだ、、なんて思ったことはよく覚えています。
(ちなみに、この部屋は、僕らが入学する前の年に卒業した生徒が5年間スタジオとして使っていた部屋で、
彼らが、使っていた道具とか、備品などが、別部屋に山のように積まれていて、使いたい物があれば、取り放題でした)

だけど、本当にびっくりしたのは、ボロい部屋じゃあありません。

翌日、ぼくがこのスタジオに戻ってくると、もう何人かの生徒が、、
その自分の机(とその周り)を快適な空間にするべく、いろんなことをやりはじめてるんですね。。

たとえば、ペンキをもってきて机に(かなり奇抜な)色を塗ってたり、、
大工の得意なのは、横になれるよう、細長いベンチや棚を作っていたり、、

しかし、、強烈だったのは、ぼくの後ろの机を確保したやつ。

これはいまでもよく覚えているんですが、

どこかで、窓のフレーム(外枠)を拾ってきて、彼の机の前に位置するところにぶらさげてるんですよ。

「これは、僕の心の窓なんだ、、 だから、僕に話すときは、かならずこの窓を通して話しかけて、、」だって。


これには、僕もかなりびっくりしましたね。


ここは、、僕が想像していたようなところではないかもしれない、、、、 と。

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Comments: 6

EkaterinaYoghurt URL 2014-01-17 Fri 15:04:20

要は奇人変人(失礼?)のグループに入ってしまい、居心地の悪さを感じてしまって「イチ抜けた〜!」にしたということですね?
確かに聞くだけでもちょっとびっくりする環境ですね^^;
服飾のデザイナーにしろ、建築家にしろ、考え出す人達は個性的な人が多いんでしょうね。

ところでタイトルに建築設計家とわざわざ書かれていますが、簡単に建築家というのと少し違うのですか?

bonzofire URL 2014-01-18 Sat 00:32:23

Ekaterina Yoghurtさん
つまるところそうなんですが、けっこういい人たち、、だった記憶はありますね。
ただ、これだけじゃないんです。 続きも書くつもりです。
いまだったらこういった系統の人は、、個性的、、ってのがわかるのと。
そういった人が間近にいても、たいして何も思わないと思うのですが、、その当時の僕は、
超保守的な州にいたこともあり、こういった類いの人は、MTVとかで見るくらい、、しかなかったんですね。

建築設計家、、と建築家、、の違いは、実はよくわかりません。
僕が目指していたのは、Architect、、で、今翻訳してみたら、建築家でした。。
なんか、建築家というと、金槌やのこぎりもって(土建屋だろ!)ってイメージが強いので、
あえて設計士、、ってつけていました。(笑い)

Blackmore URL 2014-01-18 Sat 11:42:22

なるほど。。。。個性の強い人達に囲まれるとかなり疲れそうです。行き場が無いと言うとか・・・

僕の子供の頃からの友人で家の設計の仕事をしている男がいます。自分から建築家とはとても言えない。まわりが先生、先生ともてはやすような人でないと建築家ではないそうです。

EkaterinaYoghurt URL 2014-01-18 Sat 22:44:04

まさかbonzofireさんが、自らトンカチする方を目指していたとは思いませんよ・・・笑
ま、案外そういうネタも面白いかもしれませんね・・・^^;

進路を変えられた続きのお話も楽しみにしています。

あ、昨日はスマホからで気付きませんでしたが、この建物の写真、シャープさや透明感なんか、かなりキレイですね〜^^
まずは建築好きでいらっしゃる想いが私とは段違いで違われるせいもあるのでしょうね〜。

bonzofire URL 2014-01-19 Sun 00:42:10

Blackmoreさん。
この話には、もうちょっと続きがあります。

友達のお話なんとなくわかります。 こういった職業は、周りから認められて「なんぼ」の世界だと思います。
ちょっと話がずれますが、20年くらい前の話ですが、30手前にゲーシ系に転職して、自分のことを「バンカー」です、、って言ってるバカがいました。 35前後にクビになって、その後は音沙汰なしですが。

bonzofire URL 2014-01-19 Sun 00:46:02

Ekaterina Yoghurtさん。
建築に興味がある、なんて言ってはいながら、トンカチ系はしゃれにならない程ダメです。
日曜大工とか、、でも夢のようなレベルです。

この建物は、丸の内のキッテです。 建物にびっくりというより、面白い名前をつけるもんだな、、って
方に感心しました。

建物の写真、丸の内界隈のビルくらいですが、これからも撮っていこう、、、と思っています。

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