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心配 13



放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員
http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY201104020166.html?ref=goo

2011年4月2日19時25分

 福島第一原発の事故を受け、日本気象学会が会員の研究者らに、大気中に拡散する放射性物質の影響を予測した研究成果の公表を自粛するよう求める通知を出していたことが分かった。自由な研究活動や、重要な防災情報の発信を妨げる恐れがあり、波紋が広がっている。

 文書は3月18日付で、学会ホームページに掲載した。新野宏理事長(東京大教授)名で「学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒(いたずら)に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」などと書かれている。

 新野さんによると、事故発生後、大気中の放射性物質の広がりをコンピューターで解析して予測しようとする動きが会員の間で広まったことを危惧し、文書を出した。

 情報公開を抑える文書には不満も広まり、ネット上では「学者の言葉ではない」「時代錯誤」などとする批判が相次いだ。「研究をやめないといけないのか」など、会員からの問い合わせを受けた新野さんは「研究は大切だが、放射性物質の拡散に特化して作った予測方法ではない。社会的影響もあるので、政府が出すべきだと思う」と話す。

 だが、今回の原発事故では、原子力安全委員会によるSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)の試算の発表は遅すぎた。震災発生から10日以上たった23日に発表したときには、国民に不安が広まっていた

 気象学会員でもある山形俊男東京大理学部長は「学問は自由なもの。文書を見たときは、少し怖い感じがした」と話す。「ただ、国民の不安をあおるのもよくない。英知を集めて研究し、政府に対しても適切に助言をするべきだ」

 火山防災に携わってきた小山真人静岡大教授は、かつて雲仙岳の噴火で火砕流の危険を伝えることに失敗した経験をふまえ、「通知は『パニック神話』に侵されている。住民は複数の情報を得て、初めて安心したり、避難行動をしたりする。トップが情報統制を命じるのは、学会の自殺宣言に等しい」と話している。(鈴木彩子、木村俊介)


研究結果どころか、風速計の値すらろくに公開しなかった、日本気象学会。

何を言わんやです。

それをいち早く指摘していた、
テレビでは既におなじみの武田邦彦教授のビデオを貼付けさせてもらいました。



だけど、武田教授のビデオは、そんなことも含めて、原子力行政のありかた、など
かなりおもしろおかしく、ぼくみたいなパンピーでもわかりやすいよううに説明してくれています。

また、ぼくにとっては、原子力行政、、からの観点ではなく、
関連省庁から厳しく監督される僕の職業にもかなり通じるものがあり、
この発想って、きっと、行政だけじゃなくて、日本の社会全般に通じるものがあるんじゃないかなって。

ちなみに、僕の業界の監督省庁は、
投資家の保護、業界の健全な育成、、とかなんとか言ってるけれど、
実際は、何か不祥事あったときに、それは金融庁、監督機関の責任じゃなかった、
と言い訳できることを基準にしたと思われるような、検査マニュアル、業界の監督指針ばかり。
とにかく、なんでもかんでも、気づくものは、マニュアルに落として、これもあれも検査項目です。。
現場がどれだけ非効率になろうが、そんなことは全くおかまいなし。

マニュアルにさえ落としてさえしまえば、思考回路が停止し、
あとはそれだけを忠実に執行するのみです。

それ以外のことがあれば、それは「想定外」の出来事です。

今の東京電力じゃないけれど、それは「事故」ではなく、「事象」です、、とかなんとか。


監督されている方のうちの会社のコンプライアンス部長だって、

「コンプライアンスとは、貴方たち社員を守るものです。」
なんて、ことを毎日豪語していますからね。

顧客なんて、二の次で、いつも行動基準の第一は、

想定されること(検査マニュアル記載事項)に対しての「責任回避」だけ。

そして、自分たちに責任が及ばないように、いつも頭を働かせていらっしゃいます。

まともそうに聞こえるアドバイスはくれても、
絶対に自分たちが承認しました、、なって証拠は残さないよう、
サインは付さない、E-Mailでの受け答えはしない、、  笑っちゃいますよ。

だけど、別にこれって、原子力行政であろうが、僕が働く業界に限ったことじゃないですよね。
ほとんどの日本の企業、社会、に当てはまるんじゃないかな。

うだうだ文句や、苦言、批判、論評はするが、

一番大事なことは、如何に己の責任を回避するか。

うーん。 この愚痴ブログもきっとその一つ、
そして最も低いところに位置するもんですが。。

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Comments: 4

Blackmore URL 2011-04-03 Sun 12:22:09

この教授、笑いながらも本質をついていますね。「認可したものだから・・・」、「役所は知らないよ」等々、頭が痛くなります。

東電の社長や民主党の初動の悪さが批判されていますが、ほとんどの企業が同じようなものでしょうね。ある程度の犠牲を伴うような思い切った意思決定が出来ないし、自分達の保身が優先される。自民党だって、偉そうなことを言っていますが、彼らだったらもっと早く収まっていたとは考えられません。

Bonzofire URL 2011-04-03 Sun 16:12:32

管さんにせよ、東電の社長にせよ、所詮は、地位、肩書きがほしくて今の地位にいるだけです。
何かを成し遂げるための地位、、じゃなくて、地位が目的なんですよね。
本音はどちらも、「なんで、オレがトップの時にかぎって、こんなことが起きたんだよ~」って感覚なんでしょう。
だけど、おっしゃるように、他の企業でもおなじように、大学の入試でも、就職でもおんなじようなもんです。
東大すら入学できれば、公務員にさえなれれば、人生安泰。。 あとは、ひたすら卒業、定年まで
音沙汰なく時を過ごすのが、理想的な人生。。
自民党でも同じ、、というより、利権が入り組んで、もっとわけのわかんない展開になっているでしょうね。

Borinquen URL 2011-04-03 Sun 21:53:52

今生きているのが、いや、あと数年先生きているのが不思議な程の
戦慄を覚えて毎日暮らしています。直ちに原発を止めるためにどうすれば
いいのか...そればかりを思い悩んでいます。もし、きかいがあれば「原子炉時限爆弾」を
一読することをお薦めします。昨年出版されたこの本には全てが予言されています。

Bonzofire URL 2011-04-03 Sun 23:09:15

Borinquenさん。コメントありがとうございます。
しっかりとした報道規制でも敷かない限り、
今後どんどん不都合な真実が全国民に明らかになること間違いなしです。
ただ、現状は、政府もマスコミもすべてプロ原発です。
アンチ原発には、カネも絡まなければ、利権もからまない、
そのうえ、いままでの温暖化をネタに原子力推進も通用しなくなります。
最終的には国民が立ち上がらないと、やはり、何にも変わらない、、んじゃないかなって思います。
「原子炉時限爆弾」ぜひ、読ませてもらいます。

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